【DX】先進的な大企業が本腰を入れる「中核事業におけるAIの活用」
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NEXT DX LEADER マガジン
2023年06月12日号
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中核事業におけるAI活用…中外製薬、AGC、帝人
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DXを具現化するキーテクノロジーと言われながら、現実的な利用は遠い将来と見られていた「AI」が、ChatGPTの登場をきっかけに大きく注目されています。
中外製薬では、「CHUGAI DIGITAL VISION 2030」で取り組みテーマを示し、「AIを活用した新薬創出」に取り組んでいます。すでに、研究所におけるロボットや実験自動化機器の活用が行われています。
■中外製薬のDX:デジタル活用で「R&Dアウトプット倍増」「自社グローバル品 毎年上市」の実現目指す
AGC(旧旭硝子)では、MI(マテリアルズ・インフォマティクス)専用分析ツールを開発し、材料開発や組成開発に、AIやビッグデータ解析、データマイニングなどを活用しています。
MIとは、機械学習などの情報科学(インフォマティクス)を活用し、材料開発の効率を高める取り組みです。
AGCで2020年から始まった試験導入では、ガラス組成の発見や高機能コーティング材料設計のスピードアップなどの効果が実証され、地球温暖化係数(GWP)を従来の数百分の1レベルにまで小さくした環境対応型次世代冷媒・溶剤「アモレア」シリーズAS-300は、MIによって開発したものです。
■AGCのDX:MI(マテリアルズ・インフォマティックス)で地球温暖化係数(GWP)の小さな新素材の開発に成功
MIの取り組みは帝人でも行われています。加えて、研究者間で研究手法やノウハウを最大限利活用するための「サイバーフィジカルシステム(CPS)」の共同構築なども行っているとのことです。
CPSとは、現実世界(フィジカル)で収集したデータを仮想空間(サイバー)で融合させてAIを用いたりして解析し、現実世界(フィジカル)へフィードバックする仕組みを指します。
■帝人のDX:「マテリアル」「ヘルスケア」「繊維」の各事業でデジタル技術を高度活用した事業を積極展開
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■人間はAIとどう棲み分ける? ChatGPTを有効活用する「4つのアプローチ」
NTTコミュニケーションズのエヴァンジェリスト、林雅之さんによると、ChatGPTのようなAIツールと人間との棲み分け、役割分担の方法には、大きく分けて4つのやり方が考えられるそうです。それはどんなものなのか。AI活用のヒントにしてください。
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最近の記事より
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■大和ハウス工業のDX:働く人々にとって魅力ある業界へ。建築データ基盤「D’s BIM」で建設DXの第一歩を進める
■東急不動産ホールディングスのDX:目指すは「資産効率性」と「生産性」の向上 資産と人財の価値をDXで最大化する
■オムロンのDX:自社デバイスと制御アプリ、実践ノウハウで顧客工場を支援。「人が活きるオートメーション」の実現目指す
■村田製作所のDX:自社の経営変革とともに、ノウハウを「IoTソリューション」として顧客に提供
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